アルザス Alsace


フランス北東部、東はドイツとの国境に流れるライン河、西はロレーヌ地方との境に切り立つヴォージュ山脈にはさまれた地方。その立地条件のため、紀元前1世紀にはローマ人が入植し、5世紀にはフランク王国に帰属されたが、1870年の普仏戦争以来、独仏間の領地争いが繰り返された。現在はヨーロッパの中心として平和と交流の役割を担っている。アルザスは文化的にドイツの影響を受けながらもフランスの生活文化を巧みに融合させて、独自の文化を生み出した。古代からゲルマン系の人々が住み、現在でもこの地で話しているアルザス語はドイツ語方言であり、この地方のほとんどの料理名はアルザス語である。豊かな土地に恵まれ、伝統と強い郷土意識に支えられたアルザスの食文化は奥が深い。またアルザスには乾燥した温暖な気候をいかしたブドウ畑が広がり、コルマールを中心にワイン産業が発達している。北部ではホップが栽培され、ビールの生産が盛んである。また、アルザスは、クリスマスにモミの木を飾って祝う風習の発祥の地といわれている。
データ
県名: Bas-Rhinバ・ラン、Haut-Rhinオー・ラン
旧地方名: アルザスAlsace
主要都市: ストラスブール Strasbourg
特産品
フォアグラ、果実の蒸留酒(キルシュ、ポワール・ウィリアム、オー・ド・ヴィ・ド・ミラベル)、アルザス・マスタードMoutarde d'Alsace(白マスタードで作る、黄色が強く、辛みの少ないマスタード)
おすすめのお土産
陶器、ハンジグッズ、布製品、ジャム、フォアグラ、蒸留酒
おいしいものガイド

□アルザス食べ歩きガイド
アルザスは南北約200kmの細長い地方。主要都市は北からストラスブール、コルマール、ミュールーズで、これをアルザス鉄道(TER)が約1時間で結んでいる。切符売場近くに時刻表(無料)がおいてあるので、まずこれを手に入れるとよい。運賃はストラスブールからコルマールまでは58FF、ミュールーズまでは87FF(2001年5月)。土、日、祭日であれば“PASS EVASION”というHAUT-RHIN県(アルザスの南半分の県)乗り放題のチケットもある。自動販売機もあるが、窓口で買うとお得な切符を教えてくれる。リクヴィール、リボーヴィレといったワイン街道沿いの小さな村へは、日曜日以外なら、コルマールからバスの便がある。電車やバスの時刻は、季節によって、あるいは曜日によって異なるので注意が必要。
パリからアルザスへ
パリ東駅からストラスブールまで特急で約4時間。1日約10本。アルザスだけが目的地の場合は、日本から飛行機でスイスとの国境近くのバーゼル空港まで行き、リムジンバスでミュールーズに入る方法もある。
都市別ガイド
ストラスブール スフレンハイム コルマール リクヴィール リボーヴィレ マンステール
ニーデルモルシュヴィール ミュールーズ