ボーヌBeaune食べ歩き
“ブルゴーニュ・ワインの首都”といわれるボーヌは、中世ブルゴーニュ公領の都として栄華を極めた。ボーヌ一帯はコート・ドール(黄金の丘)と呼ばれ、ぶどう畑が広がる丘陵地帯。無数のドメーヌが軒を連ね、ワインの一大生産地を誇る。ワインの王様、ブルゴーニュには、他にシャブリ、マコネ、ボージョレ等の産地がある。ボーヌは穏やかな気候と、自然の恵みに支えられた、豊かなワインの町である。
アクセス
ディジョンから電車で約20分。コート・ドールの国道N74沿いの村々を巡りながら走るバスの便もある(所要約1時間)。
モデルコース
オテル・デュー→ワインショップめぐり→ワイン博物館→ワイナリーツアー
(所要1日)

観光スポット
□オテル・デュー(Hôtel Dieu:市立病院)
木目込み模様の華やかな屋根瓦の特徴を持つ後期ゴシック様式の建物で、1443年にブルゴーニュ公国大法官であったニコラ・ロランが建立した貧民救済のための慈善院。50haものぶどう畑を所有し、その収益で無償で病人の看護をしたという。11月第3日曜には、栄光の3日間と名付けられた世界的なワインの競売が行われる。当時のままのチャペルや、第2次世界大戦中も使われたという大病棟の小さなベッド、薬の容器が並んでいる調剤室、人形が作業を再現している中世の台所等を見学。ボタンを押すと解説が流れるようになっている。付属の美術館にはフランドルの画家ワイデン作の祭壇画“最後の審判”がある。病院前はワイン取引所になっている。



□ワイン博物館(Musee du Vin de Bourgogne)
15〜16世紀建造のブルゴーニュ公の邸宅内にある。ぶどうとワイン造りに関する歴史がわかる展示で、古いワイン差し、ボトルのコレクション、14世紀のワイン造り器具などが展示されている。日本語のパンフレットあり。25F。
グルメスポット
□Patriarche:パトリアッシュ
B.P.10-21201, Beaune Cedex Tel: 03.80.24.53.03
地球の歩き方にも載っている、1780年創業の有名なネゴシアン(酒商)のカーヴ。40FF払って中に入ると、ワインのリストとタスト・ヴァン(きき酒用のカップ)を渡される。地下に下りると埃のかぶった瓶が積み上げられている。迷路のような通路を進んでいくと、試飲のコーナーに着く。樽をテーブルにして、上にワインとろうそくが置かれている。係の人が全員にワインをついで、説明をしてくれる。そして白ワインからテイスティング。
一通り飲んで、また戻って確認したりして、味比べ。赤はやはり高いものがおいしい(と感じてしまう)。

Athénaeumアテナウム
7, rue l'Hôtel Dieu, 21200 Beaune Tel: 03.80.22.12.00
ワイングッズの店。ブルゴーニュの畑名の入ったネクタイがおすすめ。
私のワイナリーツアー体験記
ボーヌのインフォメーションでコルトン、ロマネ・コンティ、クロ・ド・ヴージョ、シャンベルタンの畑をまわって、ワイナリーも1軒訪れるサファリ・ツアーに申し込む。ツアーは3時から。カードで支払い出来る。1人だと195F。2人だと380F。5分前にインフォメーションに行き、案内役のおじさんに連れられてツアーの定員8人のバスに乗る。ガイドは英語、お客さんの年齢層はやや高め。カップル2組におばさん同士が1組、そして我々。バスはボーヌの街を抜け、コルトンの丘を目指して突っ走る。山道を通って、コート・ド・ニュイを北上し、グランクリュ街道へ。ぬかるみもがんがん進んでいる。だから、サファリなんだ、と納得。途中カシスの畑があり、これは乾燥させてシャネルの香水に使われるとの説明。そして、マルコンソールでは、特級畑の隣なのに1級だからすごくお買い得。自分はこれが1番好きだ、と。そして、ラ・ターシュを通り、ロマネ・コンティの畑の前で停止。写真タイムとなる。今だ口にしたことのないワイン。畑を見る限りではなんの変哲もない。(としか思えない。)これがブランド力なのか。恐るべし。バラの花が植えられていたので、何のためか質問したら、バラの花は弱いので、まず害虫や病気等にやられるので、サインとなると教科書通りの答え。やっぱりそうなんだ。そして、ドイツで発明された方法だとかで、ぶどうの木に雌の蜂のフェロモンのカプセルをつけておくと、雄の蜂はそれで満足して交尾をしなくなり、結果雌は卵を生まず虫よけになると教えてくれる。そんなもんなのかな。畑を見るより飲みたいなあなんて思っている頃時間となり、さらに北上。そしてシャンベルタンでUターン。1軒ドメーヌを訪ねるが不在のようで、帰りは国道をボーヌに戻る。車内から携帯でアポをとり、サヴィニイ・レ・ボーヌのドメーヌを訪れることになる。けっこう行き当たりばったりかも。そして、数年前に両親が亡くなり、姉妹でワインを造り続けているという「Domaine SERRIGNY, Jeean-Pierre & Filles」へ。樹齢85年のアリゴテと、SAVIGNY-LES-BEAUNE, 1er Cru“La Dominode”(いずれも1998)を試飲させてもらう。白は繊細、赤はこれからといった感じだが、30Fと72Fなら買いでしょう。ということで1本づつ購入。こちらのドメーヌは生産量が少ないので店頭には出していないとか。日本のホテルオークラが仕入れているとか。さらにレストラン「ペリニョン」のソムリエの方の写真が張ってある。白は今すぐ、赤は1年後がベスト、3年以内に飲んで欲しいとのこと。
(2000/11/9)