ナンシーNancy食べ歩き
ロレーヌ地方の中心都市ナンシーは、18世紀に古典様式の建築物で一世を風靡し、19〜20世紀にかけてはアール・ヌーボーの発祥地として注目を集めた。街には18世紀からの芸術的遺産が数多く残されている。
アクセス
パリ東駅から約2時間40分。ストラスブールから約1時間20分。
モデルコース
スタニスラス広場→旧市街→「メゾン・デ・スール・マカロン」→ナンシー派美術館
(所要1日)

観光スポット
□スタニスラス広場(Pl.Stanislas)

街の中心にあるロココの名残りを残す広場。スタニスラス1世は元々ポーランドの国王だったが、ロシア軍に追われてフランスに亡命した際、ロレーヌ地方を譲り受けて統治した。彼の命令でナンシー生まれのエマニュエル・エレが設計したのが、この広場。夜は、まわりを囲む屋上に彫刻の並ぶ市庁舎やホテルといった建物が、幻想的にライトアップされている。鉄細工が施された噴水の前が撮影ポイント。広場の北側には凱旋門があり、その先はカリエール広場(Pl.Carriere)。旧市街の古い街並みがカラッフェ門(Porte de la Craffe)まで続く。

□ナンシー派美術館(Musee de l'Ecole de Nancy)
エミール・ガレらを中心とした芸術家グループ、ナンシー派の作品を集めた美術館。19〜20世紀初頭のアール・ヌーボー芸術の粋を集めた展示で、植物や昆虫をモチーフとした花瓶や、きのこ型のランプや、チューリップが絡み合ったような細工の家具が並ぶ。青いラインの入口、木の床、整備された小ぎれいな庭、いわゆる美術館とは一味違った独特の雰囲気を持っている。

お菓子屋さん
□Maison des Soeurs Macarons:メゾン・デ・スール・マカロン
21, rue Gambetta 54000 Nancy Tel: 03.83.32.24.25
お菓子探検隊にとって、ナンシーといえばマカロンMacaron。ここはJean-Marie GENOTによって創立された店。ナンシー・オリジナルと銘打ったマカロンMacarons de Soeursは、12個で33FF。わら半紙のようなシートにマカロンが12個並んで焼き上がっていて、頼むとそれを紙ごと半分に折って箱に入れてくれる。焼き立てがおいしそう。思わず手が出る。2人で1箱購入。パリのマカロンは卵白を泡立てて作るので、ぷっくりふくれていて、色もつけられているので見た目がかわいい。一方こちらは、卵白を泡立てないので、形はクッキーのようで平らだが、それが素朴でいい味を出している。それとプラリネをメレンゲで包んだ薄いブルーのフロランティーヌも買う。店内には修道女のステンドグラスや絵はがきが置いてある。もう1つの名物はベルガモット・ド・ナンシーBergamotes de Nancyというベルガモットのキャンディー。これはべっこう飴のようなもの。


□カラッフェ門あたりの旧市街の道沿いにもお菓子屋が並んでいるので、ミラベルのタルトTarte Mirabelle(16FF)やキッシュ・ロレーヌQuiche Lorraine(18FF)を食べ比べるのもおすすめ。