ルーアンRouen食べ歩き
ノルマンディは、8世紀の末に北方のバイキング(ノルマン)が侵入し、ノルマンディ公国を建国したことに始まる。当初ノルマンディ公はルーアンに首都を置いたが、その後ノルマンディを2つに分けてセーヌ河口付近をオート・ノルマンディ、西のコタンタン半島周辺をバス・ノルマンディとし、ルーアンとカーンをそれぞれの首都とした。ルーアンはかつてノルマンディ公国の首都として栄えた街。現在でも北フランス有数の大都市で、フランス第3の商業港である。またここはジャンヌ・ダルクが没した街でもある。パリから約140km、街の真ん中をセーヌ川が流れる。木の梁と柱を組み合わせて作った木骨組み造りの独特な建築が、印象派達に愛された景観に美しい彩りを加える。
ルーアン観光局 Office de Tourisme de Rouen
http://www.rouentourisme.com
アクセス
パリ サン・ラザール駅から特急で約1時間10分。
モデルコース
(9:15サン・ラザール駅発→10:23ルーアン着)マルシェ→ジャンヌ・ダルク教会→大時計→大聖堂→お菓子屋さんめぐり
(所要半日)

観光スポット
□大時計通り(Rue du Cros Horloge)

15〜18世紀の木組みの家が並ぶ通り。ここは古いルーアンの中心で、1525年に取り付けられたルネッサンスの時計が今でも時を刻む。

□ジャンヌ・ダルク教会(Eglise Ste-Jeanne-d'Arc)
この教会は1979年に再建された現代風の建物で、一面のステンドグラスは見事。15〜16世紀のステンドグラスを集め、20世紀の現代風の装飾を補って、連続した絵に仕立てている。白色が特徴的。天井は、バイキングの船の形からインスピレーションを受けたという形。
□ノートルダム大聖堂(Cathedrale Notre-Dame)
12世紀のゴシック様式。13世紀と15世紀に再建される。ゴシックは天に届く高い建物で、北フランスに多い。バラ窓のステンドグラスが特徴。正面の門は後期ゴシック。すすで真っ黒だったものを一部洗ったという。1944年の爆撃で破壊されている。建物は縦が長いラテン十字。この大聖堂は、モネが繰り返し描いている。

お菓子屋さん
□Chocolatier Anzou:ショコラティエ・アンズー
163, rue du Gros Horloge, 76000 Rouen Tel: 02.35.70.59.31
リンゴ型のお菓子
、羊型のビスキュイなど。

□Louée
rue Beauvoisine, Rouen
ミルリトンあり。
□Le Mirliton (Guy Bregeon):ル・ミルリトン
88, rue de la Republique, 76000 Rouen Tel: 02.35.71.68.18

ミルリトンあり。
グルメスポット
旧市場広場(Place de Vieux Marche)のマルシェ
ジャンヌ・ダルクが処刑されたという広場にこぢんまりとした市が立つ。野菜、果物、乳製品、肉、魚など。場所柄かカマンベールの種類が多い。1Lのビニール詰めの無殺菌の牛乳は、まったりしていて、甘みを感じる。臭みなどはほとんどない。私は瓶の容器に入ったセモリナ粉入り昔なつかしいプリンCreme Les Oeufsを試食。


レストラン
Quatre Saison:キャトル・セゾン
place Bernard Tissot, 76000 Rouen Tel: 02.35.71.96.00
ホテル・ディエップHotel Dieppeにあるレストラン。ここにルーアンの鴨保存委員会がある。奥には鴨用のオーブンがある。天井にも鴨の絵。

<ある日のランチ>
○Saumon fume à l'Aneth
スモークサーモン、アニスの風味
○Caneton Rouennais à la Presse 《Felix Faure》
ルーアン風仔鴨のロースト、血のソース

○Souffle du President
スフレ
○Chocolat
チョコレートの盛り合わせ

ワインは鴨に合わせてBeaune 1er cru (Bouchard Pere & Fils)をセレクト。テーブルの脇に舞台がセットされ、おもむろに鴨がオーブンからとりはずされて運ばれてくる。手馴れた様子で切り分け、手羽と腿は厨房で調理。胸肉をはずし、残ったガラや内臓をつぶして血を搾る。鍋にコニャックを入れアルコールをとばし、鴨の出汁や内臓、フォンドボー、5種類のスパイスで作ったソースを入れる。ポートを加える。レモン汁を搾り、血を少しずつ加える。バターを入れてホイッパーで混ぜ、塩、胡椒で味を整える。皿にソースをたっぷり敷き、胸肉を並べる。付け合せはリンゴのソテーとセロリのムース。生臭いのかと恐れていたら、これがおいしい。ソースはまるでチョコレートのよう。スパイスがきいている。量も多すぎず。名物にうまいものあり!デザートはスフレとチョコレートづくし。鴨は最低2人からオーダー可。会計は2人で127.9e。
□Gill:ジル
9, quai Bourse, 76000 Rouen Tel: 02.35.71.16.14
2ツ星レストラン。セーヌ川沿いにある。お店はモダンで料理もライト。魚料理が特においしい。シェフのジルさんは杏の季節にはミルリトンを作るのだそうだ。
<ある日のランチ>
突き出しはスモークサーモン
前菜はラングスティーヌのサラダ、トマトと赤ピーマンのチャツネ風味をシェア

メインは友人は帆立とセップ、私は本日の魚(鯛)、泡立ったクリーム系のソース

デザートはタルト・タタンとミルフィーユ

突き出しのサーモンはとてもシンプル。でも味は確か。ラングスティーヌも絶妙の火の通り具合。メインも2人とも大満足。