ストラスブールStrasbourg 食べ歩き
ストラスブールは、ライン川の支流に位置し、EU(EC)諸国統合の本会議場、欧州議会(Palais de l'Europe)があることで知られている。歴史的にみるとこの町は幾度かドイツ領シュトラスブルクだった。なので、急勾配の屋根と木組みの建物、重厚なカテドラル、ザワークラフトの上にソーセージがのったシュークルート、ビール等、ドイツ的なものが幅をきかせている。バスで10分も行けばドイツとの国境。
アクセス
パリ東駅からストラスブールまで特急で約4時間。1日約10本。例えば7:49にパリを出発すると、11:41ストラスブール着。駅から町の中心へは歩いて20分位。目指すお店はほとんどが、カテドラルとKleber広場の間にある。
インフォメーション: 17, place de la Cathedrale Tel: 03.88.52.28.28
 www.strasbourg.com
モデルコース
ストラスブール大聖堂→ステンドグラス美術館→お菓子屋さんめぐり→プティット・フランス
(所要1日)
観光スポット
□ストラスブール大聖堂(Cathedrale)
煤けたローズ色の重々しい建物。壁面には数え切れない程の彫刻が落ちそうな位くっつき、尖塔がすくっと1本伸びている。12〜15世紀に建てられたゴシックの教会、と聞くと2本の塔のシンメトリーな美しさを持つ大聖堂を思い浮かべがちだが、ここはちょっと趣が違う。しかもこの尖塔の高さは142mでフランス1。赤いのは、付近のヴォージュ山地から切り出した赤色砂岩で造られたため。前の広場には紙芝居のおじさんが客を集め、偶然民族衣装を着たパレードの人々が通りかかる。周りには土産物屋が並び、どの店にも大小様々なクグロフの型が置かれている。鐘楼に登ることもできる。エレベーターは上りのみ。屋上は結構な眺め。赤茶色の三角屋根の街並みの向こうに、ヴォージュ山地や黒い森まで見渡せる。下りは階段。
ちょっとつらい。
□ステンドグラスの美術館(Musee de l'Oeuvre Notre-Dame)
カテドラルの裏手にある。現存する最古のものといわれるキリストの顔のステンドグラスが展示されている。
プティット・フランス(La Petite France)
イル川に面した色とりどりの壁と黒い木組みの家々が並ぶ地帯。レストランには赤やピンクの花が飾られている。時折観光客を乗せたボートが通る。小フランスというけれど、どうみてもドイツ。グリム童話の主人公が出てきそうな雰囲気だ。川沿いのカフェのテラスでビールを飲みながら、大パノラマを楽しむのもよい。時間を忘れて気ままな旅人になれる。
お菓子屋さん
Naegel:ネゲル
9, rue des Orfevres, 67000 Strasbourg Tel:03.88.32.82.86
地方色豊かなお菓子屋さん。カテドラルの近く。イートインあり。


Christian:クリスティアン
10, rue Merciere, 67000 Strasbourg Tel:03.88.22.12.70
12, rue de l'Outre, 67000 Strasbourg Tel:03.88.32.04.41
ストラスブールに2軒ある老舗のチョコレート専門店。パンもおいしい。サロン・ド・テあり。
□Thierry Mulhaupt:ティエリー・ミュロップ
18, rue du Vieux Marché aux Poissons, 67000 Strasbourg Tel:03.88.23.15.02
白とオレンジのモダンな店構え。オーナー・パティシエのティエリー・ミュロップ氏が作るお菓子は、斬新ながらアルザスの伝統をふまえる。グラニュー糖をまぶしたクグロフはパンとケーキの両方のおいしさがあり絶品。独特の製法で作るパン・デピスもおすすめ。
□Épice et Chocolat:エピス・エ・ショコラ
5, rue du Temple Neuf, 67000 Strasbourg Tel: 03.88.32.43.80
カテドラルの近くにある「ティエリー・ミュロップ」のチョコレート専門店。

□Kubler:クブレ
29, Avenue des Vosges  Tel: 03.88.35.22.27
ストラスブールのイル川のすぐ北にあるMOFパティスリーAntoine Hepp氏のお店。こちらのクグロフは軽さを出すため、発酵して膨らんだら冷蔵庫に入れ休ませ、また膨らますという作業を3回繰り返すのだそうだ。日持ちは3、4日。クグロフは平日用のパンで、土日はクロワッサンを作る。スペシャリテはオレンジロール(まわりにバターを塗ってあられ糖をふりかけて焼いたもの)、チョコレートとマンゴーのケーキ、地方性を出しているものとしては、リンゴとシナモンのケーキ、ブリオッシュ生地のもの、タルト・フロマージュなど。常時20種類くらいのケーキを店に出している。


□Pain d'Epices:パン・デピス
14, rue des Dentelles, 67000 Strasbourg Tel:03.88.32.33.34
マリ・クレールにのっていたパン・デピス専門店。店内は全てパン・デピス。プティット・フランスにほど近いその店は、お菓子の店なのにとても洒落ていて、店員さんもおしゃれ。しっとりクッキータイプがおすすめ(1袋250gで45FF)。シナモン、クローブ、カルダモン、生姜、胡椒といった香辛料がかなりきいていて、くせになりそうな味。
グルメスポット
□Kirn Traiteur:キルン・トレトゥール
19, rue du 22 Novembre, 67000 Strasbourg Tel: 03.88.32.16.10

総合食品店。真空パックのシュークルートあり。ケーキやトゥルトも充実。
  
□La Boutique d'Antoine Westermann:ラ・ブティック・ダントワーヌ・ウエステルマン
1, rue des Orfevres, 67000 Strasbourg Tel: 03.88.22.56.45
ストラスブールの3ツ星シェフの惣菜屋。パテ、テリーヌの缶詰、瓶詰め、ベッコフの瓶詰めなど。
レストラン
□Au Crocodile:オ・クロコディル
10, rue de l'Outre, 67000 Strasbourg Tel:03.88.32.13.02
ストラスブールのど真ん中にある3ツ星(2002年現在)。ルレ・エ・シャトー。ヌーヴェル・アルザシアン。
観光のついでに寄るにはもってこい。入口の天井からワニがぶら下がっていて、地下のトイレの前はジャングル状態。
<ある日のランチコース>
○突き出し
○ミント風味の仔羊のブリック(春巻きのようなもの)
○グリーンアスパラガスのスープ


サンドル(ルシオパーチともいう。スズキ目パーチ科の淡水魚)のポワレ、
  モリーユ茸とグリーンアスパラ添え、ヴェルモットのソース
○雛鳥のポ・ト・フ、サフラン風味(低カロリー)
○プレ・デセール


○ルバーブのグラタン、いちご添え
○チョコレートケーキ


オーダーは340FFのランチコース。ここは、前菜、魚、肉料理、デザートにまで低カロリーメニューがあり、かなり都会的。デザートは別皿でアイスクリームがつく。ワインは97年のGewurztraminerJosmeyer)のハーフ、180FF(2001/5/22)
□Buerehiesel:ビュールイーゼル
dans le parc de l'Orangerie, 67000 Strasbourg
Tel: 03.88.45.56.65

3ツ星(2002年現在)。ルレ・エ・シャトー。植物園の中にある。
蔦のからまる一軒家で、軽井沢のハイソなイメージ。ベージュの壁に黒い木組み、軒先にドイツ風のあひるの看板が下がっている。
<ある日のディナーコース>
○小さな牡蠣のクリームスープ
○トーストしたフランスパンの上に鴨のフォアグラのグリル、ロケットとアーティチョークのサラダ
○ひめじの蒸し煮、トマト、オリーブ風味

かえるのポワレ、セルフィーユ風味、茹でたラビオリ、クリームソース和え
平目のポワレ、ジロールのソテー、バターソース
鴨のロティ、生姜とヘーゼルナッツとパセリのソース、人参、さやいんげん添え
 
○プチ・フール
桃のフォンダン、桃のポワレ、くまつづらのアイス

白ワイン:Tokay Pinot Gris, Reserve (Vin d'Alsace, Preiss-Zimmer) 1994
赤ワイン:Chorey-Les-Beaune, Tollot-Beaut & Fils 1990
私の☆☆☆初体験!最初はとってもおいしく頂いていた。特にアミューズ・ブッシュなんて、まろやかで上品なお味。さすが3ツ星なんて思いながら。でも途中でお腹が一杯になり、それから後はほとんど拷問、ワインで流し込む状態。もったいないことだ。もちろんデザートまでしっかり食べたが。残す勇気も必要ですかね。850FFの贅沢。
(1996/8/26)
□Chez Yvonne:シェ・イヴォンヌ
10, rue du Sanglier, 67000 Strasbourg Tel: 03.88.32.84.15

女主人が切り盛りしているというヴィンシュテュップ(ワインの飲める居酒屋)店内はウッディで重みがある。地方料理各種あり。グラスワイン多数。
シュークルートのタルト アルザス名物エスカルゴ シュークルート
ルバーブのタルト
アルザスの味が気軽に味わえる。ビールもワインもグラスで飲めるのでおすすめ。タルト32FF、エスカルゴ6個50FF、シュークルート95FF。(2001/5/21)
□L'Ami Schurtz:ラミ・シュルツ
1, rue Ponts Couverts, 67000 Strasbourg Tel: 03.88.32.76.98
プチット・フランスの川辺のブラッスリー。中州にある可愛らしい一軒家。ここでのお目当てはアメール・ビエールという、ピコンというリキュールの入った甘苦いビールと、アルザス名物シュークルート。
○カナッペ(フォアグラのムース、ニシンの酢漬け、プレスコフ(ゼリー寄せ))
○シュークルートとジャガイモ
○デザートは蒸留酒のシャーベット。


ビールはうーん、ぬるかったし・・やはりドライの方が・・・。でも一度は味わって欲しい。大人数で行ったので、シュークルートは8〜10人分の皿。山盛りのキャベツに数種類のソーセージ、ベーコン、肉団子などがどっさり。真ん中にデミのヴァン・ムスーがあり、それを席でポンとあけて全体にかけてくれる。とりあえず全員分取り分けたところで、「スペシャルなものを足してあげるよ」と言ってお皿を下げてしまった。なんだと思っていると、乗り切らなかったソーセージなんかを親切にも足してくれたようだ。せっかく頑張って減らしたのに。グリルで焼いて焦げ目をつけてからのせたソーセージが美味。付け合せのジャガイモもおいしい。(2003/6/12)